犬山市の農業
愛知県の最北端に位置する犬山市。
リトルワールドや明治村など、名古屋近辺で育った人なら一度は行ったことがあるはず。
他にも日本モンキーパーク・モンキーセンター、お菓子の城など、東海地方在住者なら誰しも一度はテレビCMを目にしたことがあるでしょう。
名古屋主要部まで電車で30分程度で着くアクセスのよい立地も相まって、若い世代にも人気の市となっています。
そんな愛すべき犬山市を農業視点で紹介します。

犬山市の農業の概要

愛知県北部には、農業が盛んな地域がたくさんあります。
犬山市だけではなく、一宮市、江南市、扶桑町、大口町・・・
これらの地域は木曽川の流域であるという共通点があります。
一級河川木曽川がもたらした肥沃な土壌。
また、大都市名古屋までのアクセスの良さから農業が発展していったのでしょう。

犬山市の農業の特徴 

犬山市の代表的な農産物は
自然薯
お米
などです。
桃、お米の産地の共通点は、水資源が豊富ということです。
お米は田んぼのイメージの通り、栽培時には大量の水が必要です。
豊富な水資源と灌漑設備への投資、この両輪がお米の産地化への条件となります。
桃も水が必要です。おいしい桃を育てるためには、十分な水の確保が必須。
自然薯は一見木曽川や水と関係がなさそうに見えますが、深い関係があります。
想像してみてください。細長いお芋を収穫する様子を。
細長いお芋を土の中から掘る時、その畑が粘っこい粘土質の畑だったらどうなるでしょうか。
芋ほりは粘土土壌ではとても大変。砂地のサラサラ土壌じゃないと大量に収穫できません。
犬山市は読んで字のごとく、市の半分が雄大な山々。
その山からとれるさらさらな山砂を、農作業に活かしているのです。

犬山市の”桃”

犬山市の一番の名産品は何?と聞かれたら答えは桃です。

桃は愛知県では小牧市や豊田市、春日井市でも盛んに栽培されています。
中でも犬山市は古くから栽培されており、一説によると昭和初期から生産しているとも。

栽培されている品種は
日川白鳳
白鳳
愛知白桃
の3品種。

日川白鳳は雑味や渋みが少ない、食べやい品種。見た目は目を見張るほどのキレイな紅色。食感もとろけるような食感でとても人気があります。

白鳳は肉質が柔らかい定番の品種。ジュースのような果汁が口いっぱいにあふれる、とてもおいしい品種です。
愛知白桃は果肉のしっかりとしまった食べ応えのある品種。晩成種という分類で、桃のシーズン最終盤に登場する、味のしっかりと乗った桃です。

犬山市の農業名所”ココトモファーム”

犬山の農業名所といえば”ココトモファーム”(https://www.cocotomo-farm.jp/)
お米作りとお菓子販売の二刀流。
犬山で作った自家製お米100%のバームクーヘンが人気です。
人気は凄まじく、出店戦略は飛ぶ鳥を落とす勢い。
犬山市内で複数展開し、名古屋市にも数店舗出店。
更には県を飛び出して兵庫県神戸市にまで出店する超売れっ子バームクーヘン屋さんです。

犬山市の農業イベント”子ども大学農学部”

貸し農園 土作り
犬山市が主催となって子どもたち対象のワークショップ”犬山子ども大学”
俳句作りや電子工作、和太鼓などさまざまなコースが用意されています。
その中で2023年度のカリキュラムでは「子ども大学農業学部」というものがあります。
小学4年生~6年生対象で犬山市内にある圃場で桃やミカンの収穫、お茶摘み、サツマイモ作りなどが体験できるとのこと。
パンフレットによると9時~12時までの2時間全8回なので体験というより研修に近いような本気度を感じさせられます。
他の市町村でも役所主催で農業体験はたくさんあります。
定番のサツマイモ掘りやジャガイモ掘りはもちろん、その地域の特産品の栽培・収穫体験はよく開催されています。
犬山市の子ども大学農学部のすごい所は複数の作物の栽培を体験できること。
稲刈りからお茶摘みまで体験できるカリキュラムはよそではなかなか見られません。

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市も農業に主体的で魅力いっぱいの犬山市。

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