長久手の農業|愛知県長久手市の農家が語る
のりのり

長久手の農家norida GARDEN &co.が実際に長久手市で行った所感です。結論、農業にチャレンジしたい!という新規就農希望の方にはかなりおすすめの地域です。

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長久手市の農業の概要

トヨタ自動車で有名な工業都市の愛知県。実は農業もとても盛んなんです。農業産出額は全国8野菜はキャベツ、ブロッコリー花卉はキク・バラ・蘭の生産が盛んです。

長久手市の農業の特徴

長久手市の農業の特徴は都市近郊型農業です。大量消費地である名古屋市のすぐ隣に位置する好立地のため、物流機能やコールドチェーンに優れています。耕作面積は小さく、JAも力を入れていない地区のためDtoC、つまり消費者へ直接販売する方法が主流となっています。

長久手市の直売所”あぐりん村”

長久手市の農業を語るうえで欠かせない場所が直売所「あぐりん村」の存在です。あぐりん村とは長久手市中心にある道の駅で、温泉やレストランが併設されている大規模直売所です。

あぐりん村の強みは集客力。土日はもちろん平日も大賑わいです。

その理由は、開業当初から掲げられた支配人の強い想いにありました。「あぐりん村をオーガニック野菜のメッカにしたい。農薬・化学肥料不使用の野菜や環境適応モデルの栽培方法を採用する若手農家を応援したい」という想い。

開業10年を越え、野菜のクオリティの高さが広く認知されています。

長久手市が新規就農者に人気の理由

長久手市の人口は6.15万人(2019)2005年の愛・地球博以来都市開発が進み、右肩上がりに人口は伸びています。

前述のあぐりん村や長久手市、農業委員会が適度に都会的な考え方を持ち、土地も暮らしやすく、さらに農地も確保しやすいことから新規就農者に人気の地域です。

長久手市として少なくとも2年に1人以上のペースで新規就農者を受け入れているため、受け入れノウハウや新規就農者ウェルカムな土地柄もうれしいですね。

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長久手市の農家の生産作物

長久手市で生産されている主要作物は米・キャベツ・玉ねぎです。愛知県で広く育てられている野菜を長久手市でも栽培されています。

長久手市で古くから伝わる伝統野菜は真菜です。真菜とは、冬に旬を迎えるもち菜系統のアブラナ科野菜です。古事記にも記述があるといわれる、非常に歴史が古い野菜です。

現在は有志で数件の農家さんが種を守っています。長久手市民は昔から長久手に住んでいるというよりも新たに移住してきた方が多い地域です。そのため、真菜の知名度は長久手市内でもあまり高くはありません。

真菜の知名度を上げるべく、長久手市役所では毎年真菜の種を無料配布するなど真菜の浸透に力を入れています。

長久手市の土壌の特徴

「瀬戸物焼き」でお馴染みの瀬戸市は隣接している都市です。焼き物が盛んな土地周辺は良質な粘土がとれることが多いです。粘土土壌は陶器の世界ではメリットなのですが、粘土土壌は農業ではデメリットになりがちです。

粘土土壌のためゲリラ豪雨や長雨が降ると数日は耕耘ができず、畑仕事が行えないということはよく起こります。今後は粘土土壌でも育つ作物や粘土土壌を改良する技術が必須となりそうですね。

 長久手市の農家の販路

野菜を売るイメージ

一般的に農家の販路として考えられる所は

JA
・市場
・直売所

この3点です。

長久手市はJAが力をあまり入れていない地域です。また、愛知の市場中央卸市場、北部市場の業者は長久手及び尾張地区は力を入れていません。これは知多半島や渥美半島、三河地区全域が全国有数の産地であるためわざわざ尾張地区を開拓する必要がないと考えられています。

そのため、長久手市の農家は市場出荷ではなく直売所出荷で生計を立てる農家がかなり多いです。

直売所出荷は消費者にほぼダイレクトで販売できるため、ニーズを把握しやすく、ロットが少なくても出荷できるため、小規模農家でも成立するなどというメリットはあります。しかしそのような農業は大規模化&大量出荷には向いていません。市場に出入りするような業者と契約栽培を結ぶ農家はほとんどおらず、契約が取れないと売上のボラティリティ(ばらつき)が大きいことがデメリットです。

しかし、小規模出荷&テストマーケティングがし易い環境、ガラパゴスかされつつある地域なのでもしかしたら革命的な栽培方法・販売方法がうまれるかもしれませんね。

長久手市周辺の農業関連会社

長久手市の農業は一区画辺りが狭く、直売所出荷が主流のため一般的な農業のイメージとはやや違うかもしれません。

しかし、農業に携わる方ならだれでも知っている機関・会社があります。

そこらで情報が集まるため、最先端の栽培方法を実験的にやっている地域でもあります。

愛知牧場

長久手市の隣、日進市の愛知牧場です。尾張地域の小・中学生なら遠足や社会科見学で訪れたことある方も多いかと思います。

愛知牧場の特徴は今から20年以上も前に牧場テーマパーク化をしたことです。

牧場って汚い。くさい。というイメージがあり、あまり楽しい場所ではないとされていたのですが、愛知牧場はいち早くそれを覆しました。

牧場ってこんなに楽しいんだ。牧場で食べるソフトクリーム最高!などとエンタメ性と教育性を踏まえたあらたなテーマパークとして打ち出しました。

今でも畜産関係者が全国から視察に訪れるほど有名な牧場です。

長久手農業試験場

水稲や小麦などの品種開発をしている長久手農業試験場。野菜や家畜にも力を入れています。

ワークハピネスノウエン

農福連携で有名な農園。毎年求人を積極的に行っている地域のよりどころ的存在。

障がいのある方を採用しているという点は仕事を振り分ける「マネジメント」の視点からもとても注目されている農園です。

長久手市で貸し農園・農業体験がしたい方!

家庭菜園

名古屋都心まで電車で一本。イオンやIKEAがあり、ジブリ記念館もオープン間近の長久手市。そんな住みよい地域でちょっと休日菜園を楽しみたいという方は当農園の農作業体験・貸し農園がおすすめです。

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